高齢の患者さんとの関わり方

13th 3月, 2011 - Posted by admin - コメントは受け付けていません。

看護師が関わる高齢者の中には、60代の比較的若い方から100歳を超えるような方まで様々な年齢の方がいます。また、認知症を発症している方や終末期で入院しているような方もいます。

しかし、どのような方であっても、年齢が高くなるほど適応能力が落ちてくるのは同じです。そのため、医療機関のような非日常的な場所では、かたくなになったり、怒りやすくなったりします。

特に入院では、家に帰ることができませんから、その傾向が強まります。そして、そのような入院をきっかけに認知症を発症する場合もあるのです。

看護師が日々の看護活動の中で特に苦慮するのは、認知症を初めとする見当識障害の高齢者の対応です。でも、そのような高齢患者は、年々多くなっているのが現状ですから、どのように関わっていくかは今後の重要な課題となるでしょう。

ここで、高齢者が多い入院病棟で働く看護師に、どのような点を注意して対応しているかを聞いてみましたので、ご紹介することにしましょう。

総合病院の入院病棟で働く看護師N.Mさん(38)の場合

担当している病棟には高齢の患者さんが多いのですが、その中には、元々は認知症でなかったのに、入院が長引くにつれて認知症の症状が出てきた方もいます。そのため、元々認知症の症状を持っていた患者さんも含めると、認知症の症状が見られる方はかなりたくさんいることになります。でも、常に障害が現れている方ばかりではないので、対応に苦労しています。

ですから、認知症の有無にかかわらず、高齢の患者さんに対しては次のようなことを注意して対応するようにしています。

まず、高齢の患者さんはゆっくりしか行動ができなくて当たり前ですから、なるべくペースを合わせるようにして、せかさないように注意しています。というのも、こちらが急ぐことによって必要以上にあせってしまうので、普通ならできることでもできなくなってしまうことがあるからです。

また、親以上の年齢の方たちですから、決して自尊心を傷つけないように言葉は選ぶようにしています。認知症を患っている患者さんに対しても、危険の無い限りは否定したり、訂正したりはしないようにしています。

後は、話しかけられたときには、いくら忙しくても、きちんと高齢の患者さんに納得してもらえるような答え方をするようにしています。とても大変ですが、そうすることによって、患者さんの不安を長引かさずに済むので、かえって早くかたづくことが多いのです。

看護師によっては親よりも遙かに年上の患者と接することになり、高齢患者の対応に苦手意識を持っている看護師も多いようです。しかし、上の体験談に挙げられているような点を注意することによって、高齢患者とのコミュニケーションがスムーズになると思われます。高齢化は確実に進んでいますので、苦手意識は早いうちになくすようにしたいものです。

Posted on: 3月 13, 2011

Filed under: 看護師体験談

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