新人の頃と比べて

13th 3月, 2011 - Posted by admin - コメントは受け付けていません。

看護師は新人の指導をする頃になると、よく自分の新人時代を振り返るようになります。自分が新人の時どのようなことがわからずに悩んでいたか、どのように言ってもらったらよくわかったかなどを思い出すと、それを新人指導に活かせるからです。

新人の頃に何の失敗もすることなく、スムーズに仕事を覚えていったと言うような看護師はまずいないでしょう。失敗はしないに越したことはありませんが、失敗を次回からの看護に活かしたり、指導する立場になったときの教育に活かしたりすることで、失敗を意味のあるものにすることができるのです。

そのようなことをよく表している体験談がありますので、次にご紹介することにしましょう。

私立病院で働く看護師のY.Eさん(32)の場合

新人の頃と比べて最も大きく変わったことは、やはり患者さんの急変時に落ち着いて適切な対応が取れるようになったことだと思います。

患者さんの急変に気がつくのは、医師よりも看護師の方が圧倒的に多いので、その度に慌てふためいていてはダメなのはよくわかっているんですが、新人の頃は毎度毎度あたふたしてしまって、リーダーや先輩看護師の指示がなければ動けませんでした。それどころか、失敗しては落ち込んで、「また役に立てませんでした」と涙ぐんではなぐさめてもらって、本当に面倒ばかりかけているやっかいな新人だったと思います。

でも、そんな落ちこぼれ新人だったおかげで、新人を指導する立場になった今、新人がどのような場面で慌てるのかがよくわかるんです。自分の経験をきちんと活かさなければ、教えてくださった先輩たちに申し訳が立たないというくらいミスもしてきましたから、自分にしかできない指導をしてあげられたらと思っています。

何年も看護師の仕事を続けていながら、新人の頃と比べて何の成長も見られないというのでは困ります。毎日の仕事を通して様々なことを学び、スキルを身につけ、成長しなくてはなりません。そして、たくさんの体験を通して、精神的にも強くならなければならないのです。

新人の頃は患者の急変にいちいち慌てふためいていたとしても、夜勤を組む相手が後輩になる頃にはきちんと落ち着いて対処できるようになっていれば、やはりそれはそれで成長したと言えるのです。そして、その成長を他人のために活かそうと考えられるようになったのは、看護師としてとても大きく成長したことの証に他ならないのです。

Posted on: 3月 13, 2011

Filed under: 看護師体験談

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