医師との関係をよくするには

11th 3月, 2011 - Posted by admin - コメントは受け付けていません。

看護師が患者にとってよりよい看護を提供するためには、医師やその他スタッフと良好な関係を築き、協力し合うことが必要です。

しかし、チーム医療という概念がありながらも、日本ではまだまだ医師が中心という考え方が根強く残っています。そして、その考えを医師自身が持っていることが多いために、看護師を軽視する態度や言動をしたり、現場では対応しきれないような一方的な指示を出したりすることがあるのです。

医師は看護師が最も密に接する相手です。そして、その医師との関係の善し悪しが、患者の看護にとても大きな影響を与えます。ところが、医師と看護師では患者を見る視点に違いがあり、その部分で治療方針が合わないということがよく起こります。

問題なのは、意思の疎通がうまくいかない根本的な原因が、そのような違いにあるということにお互いが気づいていないという点です。そのせいで、看護師側が「一方的に指示を出される」「看護師を軽視している」と感じることが多いのです。

そのような医師と看護師の違いを理解し、医師との関係を改善することに成功した看護師の体験談がありますので、ご紹介しましょう。

大学病院の脳神経外科で働く看護師N.Nさん(34)の場合

ドクターにはプライドが高くて、看護師を軽視している人がたくさんいます。中には看護師の立場をよく理解してくれるドクターもいますが、扱いにくいドクターの方が圧倒的に多いのです。

でも、看護師の側からドクターを選ぶことなどできませんし、患者さんとドクターの間に入って毎日のように話をしなければなりませんから、嫌ってばかりもいられないのです。とは言っても、一方的な指示をすべて受け入れて、患者さんのためにもならないことをしているような時間的な余裕はありません。そこで、どうやったらドクターにも看護師側の意見を聞いてもらえるかを考えてみました。

どうせ一緒に仕事をしなければいけないのなら、ドクターの悪いところばかり見ていても仕方が無いので、ここはこちらが折れて、ドクターも患者のためによかれと思ってしているのだと思うことにしました。そして、ドクターのプライドを損ねない言い方を考えてみたのです。

ドクターはどちらかと言えば結果重視で、そこまでの経過にはあまり注目していないように思えたので、「患者さんは、今このような状態になっています。それはこのような方法で対応したからなのですが、別のこのような方法を試したら結果はどのようになると思われますか?」というような形で提案してみることにしました。そうしたら、ドクターが機嫌を損ねることなく話を聞いてくれるようになりました。

本音を言えば、文句を言いたいことはたくさんあります。でも、ドクターの指示を受けているふりをしながら、その指示をこちらの考えに合うように誘導できたときは心の中で小さくガッツポーズしています。

医師との関係をよくするには、医師の考え方と看護師の考え方との違いをよく理解する必要があります。その上で、どのように接することがお互いにとって一番よいのかを考えてみることが大事なのです。

Posted on: 3月 11, 2011

Filed under: 看護師体験談

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