小児看護は大変だけど……

11th 3月, 2011 - Posted by admin - コメントは受け付けていません。

小児看護は、成人を看護をするのとは違った部分で苦労する点がたくさんあります。

例えば、乳幼児の場合、本人が自分の症状をきちんと説明できないのが普通ですから、不機嫌になったり泣いたりすることで具合が悪いということを伝えます。そのため、親も医師も看護師も、子どもの訴えたいことをくみ取るのに苦労します。

また、初めて見るものや体験することに対して、子どもは好奇心も感じますが、同時に恐怖心を感じます。最初に連れて来られたときに痛い思いや怖い思いをした子どもは、その後も「何をされるのだろう」という不安が先に立ち、診察室に入るなり暴れたり泣き出したりします。入院中の子どもであれば、なかなか熱を測らせてもらえなかったり、注射をいやがったり、薬を飲もうとしなかったりもします。

身体も心も繊細にできている子どもが相手なので、様々な面で大人を看護するのとは違っているのです。

ですから、看護師の中でも、小児看護はやりたい人とやりたくない人がはっきりと2つに分かれます。小児看護を希望する人は、上記のようなことはそれほど苦とは感じず、それ以外のところに魅力を感じているのでしょう。

次に挙げるのは、小児看護を希望して現在の職場を選んだ看護師の体験談です。

小児医療専門の病院を選んで就職した看護師R.Oさん(29)の場合

小児看護を選んだのは、もちろん小さな子どもが好きだったからですが、小児医療専門の病院という特殊な環境を選んだのには他にも理由があります。

一般的な小児科のクリニックなどとは違い、来院されるのが、他では手に負えないような重症な患者さんだったり、難病や小児がんの患者さんだったりします。子どもが好きという気持ちだけで飛び込むと、かえって辛くなるかもしれません。

でも、基本は「身体も心も弱っている小さな子どもを少しでも笑顔にしたい」という思いですから、他の小児看護をしている看護師の方とそれほど変わらないかと思います。

ただ、そこに「重い病を背負った子どもが、少しでも長く笑顔で生きられるような手助けしたい」という思いが加わっているのだと思ってください。

子どもを笑顔にすると、周りの人も笑顔になります。絶望的な気持ちでお子さんを連れて来られたお父さんやお母さんが、小さな笑顔を見てホッとする瞬間を目にすると、この仕事をやっていてよかったと感じます。

小児看護は小さな子どもが好きというだけではできません。子どもを連れてくる親とも上手に関わる必要があるのです。患者である子どもとその子どもを心配する親の両方を看護するのが小児看護師の役目なのです。

Posted on: 3月 11, 2011

Filed under: 看護師体験談

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