看護師になった理由は?
11th 3月, 2011 - Posted by admin - コメントは受け付けていません。
看護師という職業は、今も昔も女の子のなりたい職業の上位にランクインするあこがれの職業です。ですから、子どものころの夢を叶えて看護師になったという人も大勢いるでしょう。
しかし、看護師のすべてが子どもの頃からの夢を叶えた人というわけではありません。
では、現在看護師として働いている人たちは、どのような理由で看護師になろうと思ったのでしょうか?
理由を聞いてみると、きっかけとなる出来事は人それぞれでしたが、「就職先に困らなさそうだから」「お給料が他の仕事よりもよさそうだったから」という現実的な理由と「身内に看護の仕事をしている人がいたから」「とにかく人の役に立つ仕事をしたかった」という理由が目立ちました。
そして、多くの看護師が挙げていた理由の中に「身内が入院したときに、看護師の仕事に興味を持ったから」というものがありました。
次に紹介する体験談も、身内の入院をきっかけに看護師を選んだ方のものです。
公立病院の循環器内科で働く看護師K.Mさん(46)の場合
高校生の頃、親元を離れて祖母の家から通学していました。元気な祖母でしたから、お弁当を作ってもらっても、部屋の掃除をしてもらっても当たり前だと思って過ごしていました。
ところが、3年生の夏に祖母が倒れ、そのまま入院することになりました。それまでの生活が一転したのはもちろんですが、自分のことを自分ですることになっただけでなく、毎日学校の行き帰りは病院に通い、祖母の看病をすることにもなったのです。
制服を着て通っていたこともあって、とても目立っていたのでしょう。祖母の看護の仕方も普段の生活のことも、本当に多くの看護師さんからいろいろなアドバイスをいただきました。
結局、祖母は半年ほど入院した後、退院することなく亡くなったのですが、看護師さんたちが最後の最後まで祖母のために一生懸命動いて下さったのがありがたかったです。
通っていたのが商業高校だったので、そのときには既に就職先が決まっていたのですが、半年もの間、毎日看護師の仕事を間近で見て、しかもその看護師さんたちとたくさん話もしたので、祖母が亡くなったときにはもう「看護師になるしかない!」という気持ちになっていました。
それで、学校に「就職を断る」と言ったら大ひんしゅくでしたが、当時の婦長さんが「あなたは絶対に看護師に向いている。保証するよ!」と言って下さったので、看護師になる決心ができました。
今考えると、祖母が私を看護師にしたかったのかもしれませんね。
この体験談以外にも、祖父母や親の死がきっかけだったと話す看護師がたくさんいました。そして、そのような人たちは皆「あのとき自分が看護師だったら、何か役に立てたはず」と言いました。身内の死は、「誰かの役に立ちたい」と思わせるきっかけになりやすいようです。
Posted on: 3月 11, 2011
Filed under: 看護師体験談
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